お裾分け 12月3日
▼ 6月21日に紹介した「マリナ」のビデオテープをぜひ観たい、という便りが四国から届いた。テープを送ると、お返しにと花の写真が届いた。
県境にある荘内半島は花作りが盛んなようです
半島ではマーガレット きんせん花 小菊 ストックなの花畑が広がっていました
珍しい花を見かけましたので送ります
タゲテスとレオノチスだそうです
鈴木貴美代
←レオノチス/シソ科レオノチス属
原産地は南アフリカの宿根草。11月から12月、オレンジの筒状の花を数段に渡りリング状に咲かせる。草丈50センチ。Leonotis はギリシャ語から来ていて,leonはライオンを意味し,otisは耳を意味する。英名はライオンズイヤー。花言葉は雄大。
←タゲテス・プリティマリー/キク科タゲテス属。属名は、ローマ神話の最高神・ジュピター(ユピテル)の孫息子であり、エトルリア人に予言を教えたと伝えられるタゲス(Tages)の名前に因む。
花言葉は友情。
▼ 夕方、路地に淡いピンク色の斜光が差し込む中、あちこちの家の煙突から白い煙があがり、焼き魚の芳しい香りがどこからともなく漂う。
「○○さーん、いるかね」「はーい」
「これ作ってみたけど、食べてみて」
「まあ、ありがとう。ちょっと待って・・・
いま主人が畑で取ってきたジャガイモ。持っていって・・・」
こんな会話がどこからともなく聞こえてくる路地。私のルーツはそんな小さな町の風景の中にある。
▼四国の鈴木さんから届いた二枚の写真は、まだ訪ねたことのない荘内半島の豊穣の花風景の香りを運んできてくれた。まるでご近所さんが突然持ってきてくれた「お裾分け」のようだ。
。ほんのり豊かな気分にさせてもらった。ありがとうございます。 |