草木花便り目次へ 東大作カナダから便り 山頭火句碑訪 ジャズの話をしよう

     立山の草花 <タテヤマアザミ>

        2008年8月           

タテヤマアザミ
  
   キク科

立山・弥陀が原の遊歩道添いに俯き加減に咲くアザミを見た。地元・立山町在住の土肥行雄氏の「立山の花」(発行:立山の花グループ)によれば、頭花を横向きに開くのはこのアザミの特徴だ。そして、花が咲く頃、根茎は枯れてなくなる。アザミ特徴のあのトゲの葉はない。優しくしなやかな印象を与えてくれた。















横向きのアザミの花が、なんという花だろうか淡い白桃色の小花を持つ花群れを、まるで手招きするように咲いている。刻々と光の変わる夕暮れの草原で、その薄紫のアザミの花はタクトを振る指揮者のようだ。回り込んで、アザミの花越しに花群れを撮った。




2008年8月