まもなく暮れる黄昏の高原、 めざす地獄谷から吹き寄せる硫黄の風を受けて、足を止めた。 池の向こうに、遠くかすかなに輝く花園を見つけて、一息ついた・・・・・ あの黄金色は、まもなく闇に溶けていくのだろうけれど、 ぼくは、この風景の中に誘い入れてくれた君の計らいに、心の底から感謝する。