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        "私の桜"  定点観測G 

        2008年12月1日            


▼意外な終着だった。

公園に向かう歩道橋の上から観測していた、桜の枝がバッサリ剪定されて消えた。
 枝を切る方は、まさかこの何の変哲もない枝に注目している男がいるなど知るよしもないだろう。男は、まさかこんな風景とともに定点観測を終えようとは、とちょっと驚いている。







        ↓↓↓↓8月31日↓↓↓
                             ▼「百年に一度」という言葉をこの数ヶ月間、何度耳にしたことだろう。米国発の金融危機はあっという間に世界に広がり、今年前半の好景気観測がまるで夢物語であったかのように、地球は冷え切ってしまった。
▼当初、日本への影響は少ないなどと言っていた政府高官がいたが、輸出依存でなんとか持ちこたえてきた日本経済は揺らいでいる。
▼「よりによって、とんだ不意打ちを食らったものだ。」綺麗に切断された切り口が、唐突な不景気のとば口にある世の空気にぴたっとはまった風景に見えてくる。

   ↓↓↓ 6月1日↓↓↓


▼木々は、「百年に一度」の天災に何度も遭遇してきた。その都度、次の瞬間からいつものリズムを取り戻すべく静かな蘇生をはじめ、やがて何事もなかったかのようにそこにある。その静かな蘇生のリズムを見習いたい。
▼真新しい切り口もやがて変色しその横から小さな芽が出て枝となりやがて見事な桜の花群れを引き連れ、花吹雪の饗宴を開くのだ。



    ↓↓↓5月7日↓↓↓      ↓↓↓4月14日↓↓↓


               
▼年明けから新しい桜の木を見つけ定点観測をまたはじめることにしよう。





    ↓↓↓4月3日↓↓↓












   ↓↓↓3月16日↓↓↓










2008年12月1日