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ナノハナ(菜の花)  アブラナ科アブラナ属            

 花言葉は慈愛

▼道行く彼方に、黄色い菜の花の群生が見え隠れする。橋の下に降り立ちレンズを入れ替えて、思いっきり近づいていこうと思うが踏みとどまった。河原に降りゆくまでにある雑草茂る泥濘、そこに背広姿ではちょっとやばい、それにフイルムの残りもあと数枚、無理をせずに橋の上から望遠レンズで撮るにとどめた。帰ってこうして見てみると、なんとも物足りない。やはり、その黄色の色彩を画面一杯に敷き詰めた近景がほしくなる。現場でのちょっとした躊躇があとで大きな後悔をもたらす、こうした経験を何度繰り返してきたことだろう。なんとも煮え切らない「菜の花」になってしまった。

                     2003年4月9日                  
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