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2014年04月27日

●赤・白・黄色のリボン


紅花常磐万作(べにばなときわまんさく)  マンサク科ロロペタルム属
中国原産の常緑小高木トキワマンサクの変種。3月の中頃から5月にかけて咲く。花弁は4枚、雄しべも4本あるが、花が密集していてわかりにくい。花言葉は、私から愛したい

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▼満開の桜の中に、それに負けじと紅色のマンサクの花が密集して咲いている。やがて、サクラに代わり淡いピンクのハナミズキが咲き誇るまでのつなぎのわずかな期間、人はこの鮮やかな紅色に目を向ける。

▼マンサク=満作、万作 の由来は春に他の花に先駆けて”まず咲く花”ということから生まれ、だんだん”まんさく”になっていったというのが通説のようだ。満作、万作は、そのリボンのような小花が密集していることからきたのだろうか。

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▼「まず咲く花」 確かに春の初め、枯れ枝の中から生まれ出る黄色いリボンの花には、来たるべき春爛漫の開幕の知らせを感じる。その黄色が枯れ木の中ではっとする生命の躍動感を醸し出してくれる。

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▼桜の満開と共に現れ、ハナミズキの花が「乱舞する森につなく、この紅色のマンサクは、おそらく次にくる新緑の季節の到来を知らせるリボンなのだろう。

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▲そうして、歩いていると、今度は新緑の中に、清楚に揺れる白いリボンを見つけた。これもマンサクの花の一種にちがいない。だとしたら、この新緑の中の白マンサクは、何を告げているのだろう。

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新緑の後にくる慈雨の季節を経て、たくましく成長した草木が熱い太陽を向かい入れその一生を燃焼し尽くす青春期の到来を早くも知らせているのだろうか。そんなとりとめのないことを考えながら、公園を歩いていると時間はあっという間に過ぎてしまう。
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