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2014年04月13日

●春爛漫の山

あいにくの曇天だったが、それを埋め尽くす枝垂れ桜の花森に圧倒された。
京都・金閣寺近く、衣笠山の一角の私有地、原谷苑を訪ねた。

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戦後、洛北の不毛の地を開拓した村岩家の人々が、山に数百本の桜や紅葉を植えたのが始まりだそうだ。当初は、親類や友人たちを集めて身内だけの花見をしていたが、人伝に評判を呼び、この季節だけ一般公開することになった。

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花森ばかりに興味を奪われ、人波を避けて撮影したのを後悔している。とにかく、すごい人手だった。交通の便もあまり良くなく、私有地なので自家用車は入れない。地下鉄の烏丸線の北大路でバスに乗り換え、「わら天神前」で下車、歩いて「立命館大学前」のバス停まで歩き「原谷」行きのバスに乗り「原谷農協前」で下車、というコースで、この春爛漫の山にたどり着いた。

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枝垂れ桜を主役とするめくるめく春爛漫を満喫した目が、最後にふと惹かれたのは雪柳とボケの花の小さな競演 

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