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2014年04月11日

●陽光

ヨウコウ(陽光)カンヒザクラ群(寒緋桜)/亜寒帯に近い暖地に分布する桜で、日本では琉球諸島に野生化している他、東京以南で多く栽培されている。花弁は5枚で濃紅紫色を中心に、淡紅紫色から白色までさまざま。開花期は沖縄地方で1月下旬?2月上旬。関東地方で3月中旬ごろ。九州地方では旧暦の元旦に咲く桜として、ガンジツザクラ(元日桜)の別名もある。他にヒカンザクラ(緋寒桜)、サツマヒザクラ(薩摩緋桜)とも呼ばれている

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ソメイヨシノに先駆けて、陽光が咲き誇っている。

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陽光は「アマギヨシノ(天城吉野)」と「ヒカンザクラ(寒緋桜)」を交配して生まれ出た。作ったのは愛媛県の桜愛好家の高岡正明氏。高岡氏について検索してみた。戦時中、教師をしていた高岡正明氏(故人)は、戦場に送った教え子の死を追悼し、この新種「陽光」を開発し、日本はじめ世界各地に無償で「陽光」を贈り続けたという。

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 ソメイヨシノもそうだが、桜がそのの遺伝子を飛散させて繁栄しつづけるために貢献しているのは、鳥でも虫でもない。そのほとんどが人々の手による植樹で広がっている。
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 桜は、その儚い美しさで人々を惹き付ける。人々はその美に様々な思いを投影させる。そして苗木を植え続ける。

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追悼、追憶と共に託す儚い美、その暗示的な美しさを人々の心に映し出すのは実に高等な桜の戦略ではなかろうか。そのことによって桜は子孫を増やし生き続ける。桜と人は、実に巧みな共生関係を築きつつあるのだろう。
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高岡正明氏の遺志は息子の照海氏に受け継がれ、これまでに5カ国におよそ5万本が植樹されたという。

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