●夏の一日花に朝の挨拶
<strong>サルスベリ(百日紅)/ミソハギ科サルスベリ属の落葉低木。原産は中国南部。日本には江戸時代に渡来した。一年以上たった幹の表面はすべすべして滑らか。猿の滑り落ちるというところからこの名がついた。
夏、6弁の紅花が円錐に咲く。花弁にはちりめんジワがあり、果実は球状になる。花は朝開いて夕方には落ちる一日花だが、つぎつぎにr蕾をつけて途絶えることなく咲き続ける。夏の間、百日にわたり花が咲くので百日紅ともいう。花言葉は雄弁、愛敬。
真夏の朝のラジオ体操は格別だ。ふしだらな昨夜の醜態をこの規則正しい清風のラジオ体操で吹き飛ばし、何食わぬ顔してまた新たな一日を始める。 今朝、思いっきり胸を反らせて見上げた空に、百日紅のピンクが一つ、私の真上にあった。それだけで愉快になるから、当方、実に単純である。
朝咲き誇り、こんなにも愉快にさせてくれた豪華絢爛な花弁も夕方には落ちて消えてしまう。そうして、次々と朝咲く後進の花の行列は真夏の百日続く。
今朝の私を照らしてくれた一瞬の絢爛。しっかりと撮影し、その出会いを記録しておこう。この一房にこんなに注目したのは私だけであったと密かに自負するためにも。